何かと安定していると言われている薬剤師だが、本当にそうなのか。このサイトではそんな面にも注目して、薬剤師とは何かを考察していく。
社会人が薬剤師を目指すとした場合には0に近い状態で不可能、ということではない。ただ受験資格にあるような薬学部を修了したという経歴がないと受験できない規則となっているため、社会人から目指そうと考えている人は基本的に仕事を辞めるのは必須となる。そして大学受験に備えての勉強と受験、合格した後の6年間は最低でも勉学に励まなければならない。例えば25歳の人が薬剤師を目指すとした場合、最低でも一年間の勉強期間を経て大学に合格後、それから6年間は学生へまた戻って生活をしなければならない。そして迎えた6年目に薬剤師の試験に合格して卒業すれば、晴れて薬剤師として活動できる。この時まだ31歳前後だとしてもまだまだ働き口がある上、資格を持っていれば薬剤師としての仕事に特化して企業や形態を選ばなければ再度社会人として復帰することは容易だ。
なんとか仕事をしながら学生としての側面を過ごせないかと切望している人もいるが、現状の日本で薬学部で夜間を設置している学校は存在していない。そのためすべての授業が昼間となっている。夜勤の仕事ならというが医学部などに見られる研究だらけの学生生活でアルバイトのような物をしながら、というのも現実的ではない。貯金を作るというのはこういう事を想定して、数年間は生活費を捻出しなくてもいいぐらいお金を貯められ無くてはならない。
目指す分には問題はない、しかし本格的に目指すとなったら仕事をしながら薬剤師を目指すという選択肢は持つべきではないというのは、一般的な見解と言っていいだろう。
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薬剤師を社会人から目指すとしたら勉強する時間も作れて、普段から勉強する時間を持って勉強にもついていけるだけの器量があればアルバイトをすることも出来るだろう。しかしそれも卒業が近づくごとによってアルバイトはできなくなると考えるべきだ。卒業研究は勿論、国家試験に向けての勉強と忙しくなる時期にアルバイトなどという悠長なことをしている時間は存在しないと考え無くてはならない。そうしてなんとか関門を突破できたとしても、その次には年齢的な意味で色々と苦労をすることもあるかも知れないが、そういった苦労も了承していなければならない。
だが社会人の中にも、大学を卒業している人は授業を受ける年数を減らせる可能性はある。そういう意味でも社会人としてこれまで働いていた人は共通して利用することになる『社会人入試』を利用して入学しようと考えているだろう。
この試験を利用するのは構わないが、当然ながらこの試験を利用するとメリットとなる部分も出て来ることもあるが、反対にデメリットの部分が浮かび上がってきてしまうという問題も抱えている。少しそうしたメリット・デメリットの側面を見てみよう。
世間で言われる安泰などと言葉につられて目指そうと思うのは構わないが、こうした現実が待っていることを認識している人は少ないだろう。こうした点を改めて見てもらえれば分かるように、社会人が目指すぶんには悪くはないが、そうなったら仕事は辞めて学生として再度勉強漬けの毎日を送らなければならない。そんな生活に戻っても平気で、経済的にもなんとかなるという人は目指してみてもいいのではないか。